松下のチャイナコスト活動

2025年9月2日火曜日

パナソニックは、中国の製品に勝てないから、中国の製品を模倣して、チャイナコストを実現したい、という旨の記事を読んだ。

パナソニックは、元々、松下電器産業で、家電メーカーからはマネシタと呼ばれていた。

かつての松下にはナショナルショップ(地域に根差した電気屋さん)の流通網が強く、他社製品を真似るだけで売上を増やした。

家電量販店が増えてからも、昔からのブランド力で、マネシタを続けた。

結局、いまだにマネシタのマインドが強いのでしょうね。

個人的には、リニアの電気シェーバーと電動歯ブラシを気に入って使っているが、リニアという専門技術に敬意があるからだと思う。


一方、ソニーでは、社内の新規事業創出プログラム「Sony Startup Acceleration Program (SSAP)」が機能している。

ChatGPTの推論だけど、
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年間売上高の推定(直近数年)
① REON POCKET
価格帯:1.3〜2万円
推定販売台数/年:5〜10万台(夏季需要+法人需要)
年間売上高:70〜150億円程度
位置づけ:SSAP発で唯一、年100億円規模に到達した可能性がある製品。

② wena wrist
価格帯:3〜5万円
推定販売台数/年:1〜2万台程度(ピーク時)
年間売上高:30〜70億円
位置づけ:ニッチ市場。終了方針からも近年は減少傾向。

③ Aromastic
価格帯:5千〜1万円
推定販売台数/年:数千〜1万台
年間売上高:1〜5億円
位置づけ:マニア層中心。実験的プロジェクト。

④ toio
価格帯:2〜3万円
推定販売台数/年:1〜3万台
年間売上高:20〜50億円
位置づけ:教育・玩具市場の中で安定したニッチ。
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という結果を残している。

100億円の売上でも、ソニー全体の中では僅か0.2%となってしまうが、0から1を生み出しているのはスゴイことだ。


前職の家電メーカーで、社内スタートアップ制度を提案したが、興味を持ってくれる上司に出会えなかった。

ある研究所の小集団活動に乱入してみたが、研究職にはビジネスが理解できない。

そのくせ、社外のベンチャー支援をするというので話を聞いたところ、自社ではイノベーションを起こせないからベンチャー企業を発掘して買収するのが目的、ということだった。

これで、自分の中では終わった、と思った。


今、日本の家電メーカーが好調でないのは、カイゼンは得意だけど、無から有を創出する能力を失ってしまったからではないか、という気がする。


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